マツダ車専門チューニングメーカーのオートエグゼが、マツダ『ロードスター』NA/NB系用のモーションコントロールビーム(MCB)を新発売した。
MCBは超高減衰摩擦式ダンパーを内蔵したボディ補強パーツで、ねじれ剛性の向上と微振動の吸収により、ロールスピードの減少やライントレース性の向上、突起乗り越し後の縦揺れの収束性向上を実現する。単純なリジッド化では得られない、強さとしなやかさを持ち合わせた乗り味が特徴だ。
今回発売されたのは、共通シャシーのNA/NB両モデル共用として開発された製品。フロントはタイダウンフック締結部に、リアはボディ末端に取り付ける。車両特性を踏まえ、MCBならではの効き具合を調整し、固めすぎず柔らかすぎず、操作性と乗り心地を両立したセッティングが追求されている。

MCBの内部構造は、皿バネと摩擦板によるシンプルなメカ構成となっている。ボディ剛性はサスペンションスプリングの100倍以上のバネ定数を持つ強靭な皿バネの突っ張りにより確保。ボディが振動しようとする瞬間のストローク域から摩擦板の弾性力と摩擦力により振動を制振する仕組みだ。
長年の走行により低下したボディの捩じれ剛性をリフレッシュしつつ、更なるスポーツ性能の向上も期待できるアイテムとなっている。
適合車種はロードスターNA6CE/NA8C/NB6C/NB8Cで、税込価格は11万8800円。摩擦式ダンパー+スチール製シャフト、ステンレス製取付けブラケット付きの前後セット仕様となっている。