中国チェリー、ポーランドを皮切りに欧州進出…SUV2車種とハイブリッド技術投入へ

中国奇瑞汽車がポーランドを皮切りに欧州進出。SUV2車種投入
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中国の自動車メーカーの奇瑞汽車(チェリー)は、ポーランドでブランド・製品発表イベントを開催し、同国を皮切りとしたヨーロッパ市場への本格参入を発表した。

イベントでは、世界的に人気の高いSUV2車種を披露した。「アーバン・チャンピオン・ファミリーSUV」の『TIGGO7』と「5+2エクスクルーシブ・インテリジェントSUV」の『TIGGO8』で、いずれもガソリンエンジン車とプラグインハイブリッド車(PHEV)を用意する。

同時に、独自開発のチェリー・スーパー・ハイブリッド(CSH)技術も正式発表し、最先端のハイブリッド技術と優れたモビリティ体験を現地消費者に届けるとした。

奇瑞汽車の張勝山副社長は、「同社が22年連続で中国の自動車輸出首位を維持し、現在120以上の国・地域で1600万人以上の顧客にサービスを提供している」と説明した。8つの国際研究開発センター、1万3000人以上のエンジニア、1000億元を超える投資を背景に、プレミアム市場への拡大に向けた準備が整っているとした。

同社の「ヨーロッパにおいて、ヨーロッパのために」戦略は、現地のニーズを理解しながら、環境、技術、家族、仲間というブランド価値を体現するモビリティソリューションの提供に焦点を当てている。


《森脇稔》

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