インドのタタモーターズは、新型小型貨物車、タタ『エース・プロ』を発売した。39万9000ルピー(約67万円)からという競争力のある価格設定で、インド市場で最も手頃な4輪ミニトラックに位置づけられている。
エースプロは、起業家の新たな波を後押しすることを目的として設計されており、ペトロール、バイフューエル(CNG+ペトロール)、電気の3つのバリエーションを用意している。これにより、顧客は自身のビジネスニーズに最適なソリューションを選択できる。
性能面では、クラス最高の750kgの積載能力と、多用途に対応する6.5フィート(1.98m)のデッキを備えている。工場装着のロードボディオプションとして、ハーフデッキまたはフラットベッドが選択可能で、コンテナ、自治体用途、冷凍車体の取り付けにも対応している。

パワートレインでは、ガソリン仕様は694ccエンジンで30hpのパワーと55Nmのトルクを発生する。電気仕様は38hpのパワーと、104Nmのトルクを発生し、1回の充電で155kmの航続を実現している。バイフューエル仕様は、CNGモードで26hpのパワー、51Nmのトルクを発生し、5リットルのペトロール予備タンクを備えている。
安全性にも配慮されており、AIS096準拠のクラッシュテスト済みキャビンを採用している。デジタルメータークラスターやオプションのインフォテインメントシステムも装備されている。
タタモーターズは、全国1250カ所の商用車販売拠点またはオンライン販売プラットフォーム「フリート・バース」で予約を受け付けている。