ポルシェ『タイカン』1992台をリコール 高電圧バッテリーの火災リスク

ポルシェ・タイカン4
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ポルシェジャパンは6月2日、電気自動車のポルシェタイカン』シリーズの高電圧バッテリーに不具合があるとして、1992台のリコールを国土交通省に届け出た。

今回のリコールは、高電圧バッテリーモジュールの製造不良が原因だ。不適切に製造されたバッテリーモジュールが内蔵されている車両があり、内部短絡が発生する可能性がある。最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれがあるという。

対象となるのは、2020年10月19日から24年2月29日までに輸入されたタイカン全6車種。具体的には「タイカン」「タイカン4」「タイカン4S」「タイカンターボ」「タイカンターボS」「タイカンGTS」の都合10型式が含まれる。

改善措置として、全車両をOTA(無線アップデート)または専用テスターで点検し、異常が確認されたバッテリーモジュールは良品と交換する。また、車両自己診断機能を備えた対策プログラムをインストールする予定だ。

ただし、プログラムの準備に時間を要するため、暫定措置としてユーザーに定期的なバッテリー点検入庫を要請するとともに、充電量を80%までに制限するよう周知する。

今回のリコールは、ドイツ本国からの情報により発覚した。現時点で日本国内での不具合件数は0件となっている。

《レスポンス編集部》

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