奥能登「住める駐車場」がリニューアルオープン

田舎バックパッカーハウス再オープン
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田舎バックパッカーハウスは、能登半島地震で大規模半壊した家屋跡地を活用し、再オープンした(5月8日発表)。国内最大級のバンライフプラットフォーム事業を手掛けるカーステイと連携し、穴水町・珠洲市・能登町・輪島市を含む奥能登地域の宿泊施設減少や二次交通の課題解消をめざす。

再開にあたり、従来の駐車スペース4台を10台に拡大。キャンピングカーのカーシェアも本格化し、“動く宿泊部屋”として短期・長期の車中泊利用を促進する。施設内にはキッチン、シャワー、トイレ、PCモニター付きWi-Fiワークスペース、交流スペースを備え、バンライファー向けの生活・仕事環境を整備した。

車中泊は4000円/1泊~、長期利用は2万6000円/1カ月~、キャンピングカーのカーシェア利用は1万4500円/24時間~(別途保険料)。いずれもカーステイのプラットフォーム経由で予約できる。

今後はキャンピングカーを1台から3台に増台し、(1)奥能登の宿不足解消、(2)地域内移動手段の多様化、(3)災害時のシェルター機能、(4)車中泊スポットとしての運営、(5)バンライフ・ステーションとしての中長期滞在支援、(6)ワークスペース提供、(7)キッチンカー等の商用スペース貸し出し、(8)シェアハウス兼オフィススペースの開設、といった取り組みを進め、地域活性化と復興支援を図る。

田舎バックパッカーハウスは2019年1月のオープン以来、全国で予約数6位を記録。2024年1月の震災直後には、旅行者やボランティア、報道機関向けの拠点としても活用された。昨年8月の盆休み期間中には1日15人~20人が集い、地元食材を使ったバーベキューや湾内での洋上パーティーで賑わった。

大規模半壊になった母屋の2024年9月の解体・休業を経て、ガレージを改装し、浄化槽/太陽光発電/大容量ポータブルバッテリーなどのインフラを整備、再オープンを実現した。直近のゴールデンウィーク期間中は全国からバンライファー約15人が利用し、夏休み利用の問い合わせも始まっている。これまで累計1200人以上が訪れ、奥能登の新たな宿泊・観光拠点として期待が高まる。

《園田陽大》

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