キャンピングカー予約ランキング2025…インバウンドとフェス需要で利用拡大 カーステイ

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キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリング・サービス、車両製造などを手がけるCarstayカーステイ)は、2025年1月から12月までの全国のキャンピングカー予約実績を集計し、ランキング上位10台を発表した。

カーステイは、バンライフ分野で国内最大級のプラットフォームを運営している。


◆上位車両の人気の背景

キャンピングカーの需要が増している中、カーステイでレンタルやシェアをする利用者が増加している。カーステイには輸入車、高級車、ペット可の車両、運転のしやすい多種多様なキャンピングカーが登録されており、首都圏、関西、東海、北海道、中国エリアなど幅広い地域でレンタル・シェアされている。

●インバウンド増加が利用時間を押し上げ

ランキングには、インバウンド向けの車両も含まれた。外国人旅行者は長期利用の傾向が強く、3週間ほどかけて日本各地を巡る事例も多いという。2025年の総予約時間は1万時間以上となり、前年度比で1.7倍以上に拡大した。2026年1月以降は、春の桜シーズンに向けて欧米観光客の長期予約も入り始めているという。

カーステイによると、この需要を受け、カーシェア登録からレンタカー事業者登録へ切り替え、旅行客の受け入れを開始したキャンピングカー所有者もいる。

●首都圏車両が上位を独占、用途も多様化

全国ランキング上位10台は、すべて東京都と神奈川県の車両だ。主要駅や空港まで配車可能な車両もあり、配車による受渡や返却の利用も多かったそうだ。

ゴールデンウィークや夏休み期間中は、観光目的だけでなく、野外音楽フェスへの参加、地方への帰省、購入検討のための体験利用など、用途が拡大している。ゴールデンウィークは前年度比約500時間増、夏休みは1400時間増となった。

●野外フェスで過去最多、60台以上を貸し出し

特に野外音楽フェスでは、宿泊施設不足や宿泊費高騰の解消策としてキャンピングカーの利用が進んでいる。2025年は60台以上が貸し出され、過去最多の予約数を記録した。利用の9割はフジロックフェスティバル(新潟県湯沢町)で、ライジング・サン・ロック・フェスティバル(北海道石狩市)など、全国の大型フェスにも広がっている。

すでに2026年のゴールデンウィーク向け予約も入り始めており、イベント需要は今後も拡大が見込まれる。


カーステイのオリジナルキャンピングカー、SAny.VAN

●ホテルのような設備、ペット対応車両が人気

上位車両は、トヨタの『ハイエース』、『カムロード』、マツダ『ボンゴ』トラックをベースに、エアコン、FFヒーター、冷蔵庫、太陽光パネル、蓄電池などを備えた“動くホテル”のような仕様が多い。

また、ランキング上位車両の多くはペット同伴に対応している。全国には約700万頭のペットがいるとされ、「愛犬と旅行したい」と考える人が9割を超えるとの民間調査もある。キャンピングカーのカーシェア利用者の1割以上がペットの飼い主であり、カーステイが製造・販売する『SAny.VAN(サニーバン)』の購入者の半数以上もペット飼い主であるという。

●海外製キャンピングカーは高収益

2022年に正規輸入が始まったフィアット『デュカト』ベースなど、海外製キャンピングカーの登録台数も増加した。これらは24時間料金が高く、総予約時間は中位ながら、売上金額では上位となり、高い収益効率を示した。


《高木啓》

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