コンチネンタル、最先端の自動車照明技術を出展へ…上海モーターショー2025

ナビゲーションガイダンス、安全警告、個別のドライバーメッセージなどを、カラー(RGB)で地面に投影
  • ナビゲーションガイダンス、安全警告、個別のドライバーメッセージなどを、カラー(RGB)で地面に投影
  • レーザービームスキャニング(LBS)技術を用いた新しい近距離投影システム

コンチネンタルは、4月23日に中国で開幕する「上海モーターショー2025」において、安全性向上と運転体験の改善に貢献する最先端の照明ソリューションを出展する。

同社は、低コストのヘッドランプコントロールモジュール(HCM)エアコントロールユニットから、ロービームモードの自動レベリングなどの高性能ソフトウェア機能、さらにはレーザービームスキャニング(LBS)技術を用いた新しい近距離投影システムまで、幅広い自動車用照明ソリューションを紹介する予定だ。

LBS技術を用いた革新的な近距離投影システムにより、車両の直近エリアにおいてフルダイナミックな投影が可能となり、高解像度でフォーカスフリーの被写界深度を実現。ナビゲーションガイダンス、安全警告、個別のドライバーメッセージなどを、カラー(RGB)で地面に投影することができる。

レーザービームスキャニング(LBS)技術を用いた新しい近距離投影システムレーザービームスキャニング(LBS)技術を用いた新しい近距離投影システム

さらに、コンチネンタルは自動車メーカー向けに、ハードウェアだけでなく、新機能を車両の照明システムにスムーズに統合するためのソフトウェア製品(SaaP)も提供している。例えば、2027年から欧州の新車型式認証で義務付けられるヘッドランプの自動レベリング機能は、センサーフュージョン技術を用いたソフトウェアアルゴリズムにより、車両のECUやセンサーの数を削減することが可能だ。

また、同社は様々な照明制御ユニットも展示する。HCMエアは、熱設計を最適化し、チャンネル構成の柔軟性を高めることで、軽量化とシステムコストの削減を実現。より高度な要求に応えるため、中央照明コンピューター(CLC)も提供する。

《森脇稔》

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