中国の第一汽車傘下の一汽奔騰は、新エネルギー車ブランド「悦意」を正式に発表した。同時に、ブランド最初のモデルとなる都市型電動SUV『悦意03』の販売を開始。価格は9.29万~11.79万元(約191万~243万円)に設定された。
悦意ブランドは「多くの家庭が手の届く高品質な新エネルギー車」をコンセプトに掲げ、消費者に親しみやすく、リラックスでき、スタイリッシュで活力に満ちた「車のある生活」を提供することを目指している。今後2年間で6モデルを順次投入し、A0~Bセグメントをカバーする製品ラインナップを構築する計画だ。
一汽奔騰は中国第一汽車集団の70年以上にわたる自動車製造の歴史を背景に、「力強さ、安定性、スムーズさ、楽しさ」という走行性能の遺伝子を受け継ぎながら、技術革新を続けている。「品質、知性、楽しさ、快適さ」という4つの核心的価値を打ち出し、「生活に楽しさを加える」というブランドメッセージを込めている。

悦意シリーズは全て一汽奔騰の最新技術を採用する。越影プラットフォームを基盤とし、純電気、ハイブリッド、レンジエクステンダーの3つの技術路線をカバーする。自社開発の如意コックピットはエッジクラウド一体型AIオペレーティングシステムを実現した。ファーウェイやホライゾンなど業界トップパートナーと共同開発した技術は、自動駐車やレベル3の自動運転などの機能を網羅し、「日常的に新しい」インテリジェントな移動体験を構築している。
悦意03は、全車種に6つのエアバッグ、パノラマサンルーフ、V2L外部給電機能、14.6インチ中央ディスプレイなどのハイエンド装備を標準搭載しながらも、445km走行可能なモデルが9万元台から購入できることから手頃な価格で高品質な車を求める広範なユーザーのニーズに応えていく。