ホンダは、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を動力源に採用した原付二種の電動二輪パーソナルコミューター『CUV e:』を全国のホンダ二輪EV取扱店で6月20日に発売する。価格は52万8000円からだ。
CUV e:は、街中での静かでクリーンな移動を実現するために開発された二人乗り可能な電動二輪車だ。パワーユニットには、磁気回路と構造を最適化したホンダ独自開発のモーターを採用。最高出力6.0kWを実現し、力強さと扱いやすさを両立させている。
動力用電源には交換式バッテリーHonda Mobile Power Pack e:を2個搭載。一充電あたりの走行距離は57km(60km/h定地走行テスト値)を実現した。
さまざまな走行状況や利用者の好みに応じて、3つの出力特性から選択可能なライディングモードを搭載。「STANDARD」「SPORT」「ECON」の3モードに切り替えられる。また、後進をモーターでアシストする「リバースモード」も採用し、狭い場所や傾斜地での車体操作の負担軽減に寄与する。
さらに、ホンダ独自のコネクテッド機能「Honda RoadSync Duo」を採用。車両とスマートフォンを連携させることで、通話や音楽再生のほか、設定した目的地までの最適なルートを提案する機能なども搭載している。
CUV e:は、通勤や通学、買い物など日常生活に寄り添う使い勝手の良さと、新たな価値を提供する電動二輪車として期待される。環境に配慮しつつ、都市部での移動をより快適にする新たな選択肢となる。