中国のEVメーカーのXPENG(シャオペン、小鵬汽車)は、最上位電動SUV『G9』の改良新型を発表した。G9はXPENGの最新技術を結集した旗艦モデルで、AIシャシーなど業界をリードする数々の先進機能を搭載しているという。
G9は発売以来、業界初となる3つの技術と1つの新しい協業モデルを実現した。全景智能運転支援システム、800V超急速充電、50万元(約1033万円)以下の価格帯での知能エアサスペンションの搭載、そしてフォルクスワーゲングループとの協業による中国自動車産業の新たな協力モデルの構築だ。これにより、ユーザーは時代を超越した先進技術を体験できるようになったという。

改良新型G9は、XPENGの最新のインテリジェント技術と最強の車載電子・電気アーキテクチャを搭載した旗艦車種だ。全車に豪華装備を標準搭載しており、業界最強のAI自動運転、業界最強の5C超充電AIバッテリー、快適フルスペックシートなど、高級フラッグシップモデルの基準を再び引き上げたとする。
外観デザインは、XPENG史上最もエレガントなSUVのスタイリングを採用。クラシックなドイツ高級車風の佇まいは静と動を兼ね備えている。ミニマルなデザインのフロントグリルには3Dミリ波レーダーがシームレスに統合され、より高級感を演出している。さらに、20インチ大径ホイール、4ドア電動ソフトクローズ、センサー式電動テールゲートなどの装備も備え、エレガントさと利便性を両立している。
内装面では、快適フルスペックシートを採用。ナッパレザー素材、同クラス最厚の26mmスローリバウンドシートクッション、12層構造設計により、長時間のドライブでも疲れにくい。さらに、前後席シートの通風・加熱・マッサージ機能、後部座席の電動リクライニング機能を全車標準装備。整形外科専門家と共同開発した業界最大の圧力を誇るトップクラスの10ポイント指圧式マッサージ機能も搭載し、業界初のアクティブ疲労軽減機能でユーザーの疲労部位を正確にケアする。

シャシー面では、同クラス唯一の全車標準装備としたツインチャンバーエアサスペンション、全車標準装備のインテリジェント可変ダンパーを採用している。
AIテクノロジーによるサポートも充実しており、AIシャシーが1秒間に1000回の路面スキャンを行い、1秒間に200回のサスペンション調整を実施。大きな起伏のある路面や凸凹道でも平地のような乗り心地を実現している。さらに、凸凹道をインテリジェントにマークしてクラウドにアップロードし、精密な予測と迅速な調整を可能にしている。