米国のEVメーカーのリビアンと人気アイスクリームブランド・ベン&ジェリーズが、画期的な電動アイスクリームトラックを共同開発した。この新型トラックは、リビアンの商用バンをベースに製作され、従来のアイスクリームトラックの魅力を最新技術で進化させている。
新型トラックは、3月10日からテキサス州オースティンで開催される音楽・テクノロジーの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」でデビューを飾る。その後、全米各地のリビアンコミュニティを巡回し、ベン&ジェリーズの本拠地であるバーモント州でもイベントを開催する予定だ。
リビアンの試作開発シニアディレクター、ブライアン・ゲイス氏は「ベン&ジェリーズチームと次世代の電動アイスクリームトラックを開発するコラボレーションは、素晴らしい経験だった」とコメント。一方、ベン&ジェリーズのショーン・スラッタリー氏は「持続可能性に取り組むリビアンとの協力は、アイスクリーム会社の夢が叶ったようだ」と語った。

新型EVトラックの走行距離は161マイル(約259km)に達し、従来のガソリン車と比べて環境負荷を低減しつつ、より多くのイベントや配送に対応できるようになった。この取り組みは、両社が掲げる持続可能な未来への貢献という理念を体現している。
リビアンは2021年に株式上場を果たした新興EVメーカーで、革新的な電気自動車の開発・製造を手がけている。今回のコラボレーションを通じて、商用車分野での存在感を高めるとともに、環境に配慮した移動手段の普及を加速させる狙いがある。