ビー・エム・ダブリュー(BMWモトラッド)は3月3日、大型バイクBMW『R18』シリーズのリバース制御ユニットついて、過熱により損傷及び火災のおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは2020年6月~2024年7月に製造された「R18 Pure」、「R18 Classic」など5車種、1684台。
リバース制御ユニットにおいて設計が不適切だったため、ユニット内部の接点が腐食することがある。そのためユニット内が異常発熱を起こし、電子回路が熱により損傷し機能不良となったり、最悪の場合車両火災に至る恐れがある。
これを受け、BMWは対象車両の使用者へダイレクトメール等で通知の上、全車両のユニット配線に保護リレーを取り付け、ソフトウェアを対策プログラムに書き換える。
今回のリコールは2024年10月18日に同社が提出した本件に関わるリコールにおいて、暫定措置として当該ユニットの機能が停止されていた件について、原因及び恒久的な対策が決定したことによって再度リコールが実施されるもの。
これまでにこの件に係る不具合や事故は報告されていない。