ヤマハ発動機は、アドベンチャーモデル『テネレ700 ABS』を大幅に進化させ、2025年モデルとして3月31日に発売すると発表。SNS上では「これは流石に本当の進化と言わざるを得ない」など、注目が集まっている。
2025年モデルは「The Total Ténéré - Top in Adventure」をコンセプトに開発され、オフロードでの高い走破性を進化させながら、ツーリングでの利便性も高めるアップデートを図っている。

2025年モデルの変更点としては、電子制御スロットル「YCC-T」の採用や、走行モード切替システムやトラクションコントロールなどの走行支援技術の充実が挙げられる。さらに、前後サスペンションの最適化や一体型フラットシートの採用により、ライディングの自由度が向上している。
このアップデートにX(旧Twitter)では「電スロは羨ましい」、「マルチに扱えるようになった」、「ツーリング仕様にしても面白いかも」などの反応が見られた。他方で、「電子制御がほぼないシンプルなオフ車が好き」など、硬派なイメージとの違いを指摘する意見も見られた。

車両装備面では、6.3インチフルカラーTFT縦型メーターが新たに搭載。また、スマートフォンとの連携機能も備えた。
デザイン面では、ラリーイメージを強調した新作ヘッドライトを採用し、よりアグレッシブな外観としている。これには「買った段階で既にラリーマシンっぽい見た目してるから好き」、「前作の目玉のほうが好き」など好みは別れているようだ。
875mmというシート高について「本当はこれが欲しいけど足が届かないんだよなあ…」などの声も見られたが、2025年モデルではローダウンシート&ローダウンリンクを装備したアクセサリーパッケージ「テネレ700 ABS Low」の販売も予定されており、気になるファンは要チェックだ。

「テネレ700 ABS」2025年モデルの価格は147万4000円。3月に開催される「大阪モーターサイクルショー」や「東京モーターサイクルショー」での展示も予定されており、発売前に実車に見て触れることができる貴重な機会となりそうだ。