英国の人気TV料理番組『ヘアリーバイカーズ』で知られるデイブ・マイヤーズ氏が最後に乗ったオートバイが3月26日、慈善団体支援のためにオークションにかけられることになった。
マイヤーズ氏は長年がんと闘っていたが、昨年2月に惜しまれつつ他界した。今回オークションにかけられるのは、BBCの『ヘアリーバイカーズ・ゴー・ウエスト』という番組最終シリーズで使用されたBSA『ゴールドスター』だ。
オークションは3月26日、イギリスのソリハルにあるナショナルモーターサイクルミュージアムで開催される。H&Hクラシックスが競売を担当する。
収益は2つのチャリティー団体、「キャンサーケア・ノースランカシャー&サウスカンブリア」と「NSPCC(全国児童虐待防止協会)チャイルドライン」に寄付される予定だ。

マイヤーズ氏の妻リリアナさんは、「デイブのBSAゴールドスターのオークションは、素晴らしい活動をしている2つのチャリティーを支援する素晴らしい方法」とコメントしている。
現在、このバイクはナショナルモーターサイクルミュージアムで特別展示されており、マイヤーズ氏とパートナーのサイ・キング氏の等身大パネルとともに、マイヤーズ氏のレザージャケットやヘルメット、ブーツも展示されている。
H&Hクラシックスのマネージングディレクター、コレット・マッケイ氏は「デイブの人気と、バイクや料理への情熱は伝説的なもの。2つの素晴らしい慈善団体のために、できる限り多くの資金を集められると確信している」と述べている。
ヘアリーバイカーズシリーズは20年間続き、マイヤーズ氏とキング氏を国民的人気者に押し上げた。温かく陽気な人柄と、バイクと料理への愛情が視聴者の心をつかみ、何百万人もの人々が彼らの旅を楽しんだ。