12日の日経平均株価は前営業日比162円53銭高の3万8963円70銭と続伸。米国株高を受け、値がさ株(株価水準の高い株式)の一角に買いが入った。ただ、トランプ政権による関税引き上げに対する警戒感から上値は重い展開となった。
11日のニューヨークダウは123ドル高の4万4593ドルと続伸。好決算を発表した主力株に買いが入り相場を支えた。もっとも、トランプ政権が打ち出す政策が世界経済に与える影響が警戒され、一時マイナス圏に沈む場面も見られた。
ハイテク株主体の米ナスダック市場は反落。電気自動車(EV)のテスラは6.34%安。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)による米オープンAI買収提案が、経営に混乱を招くことを警戒した売りに押された。