トイファクトリーは、同社が開発した多目的車両『MARU MOBI(マルモビ)』が、一般社団法人減災サステナブル技術協会の「防災・減災×サステナブル大賞2025」において「スマーテスアワード優秀賞」を受賞したと発表した。
トイファクトリーは、トヨタ『ハイエース』ベースのキャンピングカー製造台数で国内首位の企業だ。
『MARU MOBI』は、災害に強い国づくりを目指す内閣府の政策に基づき、平時の活用と有事の機能発揮を両立する車両として開発された。ハイエースをベースに、取り外し可能なシートや特許取得の特殊構造を備え、用途に応じたレイアウト変更が容易であることが特徴。
今回の受賞は、地域に根ざした防災・減災活動とSDGsへの貢献が評価された結果だとしている。『MARU MOBI』は、キッチンカーモードを新設し、イベントや災害支援での炊き出しなど多様な用途での活用が期待されている。
トイファクトリーは、キャンピングカーの製造だけでなく、地域活性化にも力を入れている。岐阜県可児市の大型公園「ふれあいパーク・緑の丘」のネーミングライツ契約を結び、「トイファクトリーの丘」と改称するなど、地域との連携を強化している。
