シボレーは、スーパーカー『コルベットZR1』新型の量産第1号車が、アリゾナ州スコッツデールで開催されたバレット・ジャクソンオークションにおいて、370万ドル(約5億7500万円)で落札されたと発表した。
この金額は、バレット・ジャクソンのチャリティ車両オークションにおける最高額記録に並ぶもの。落札金額の全額は、アメリカ赤十字社に寄付され、ハリケーン「ヘレン」と「ミルトン」の被災地域をはじめ、山火事や暴風雨など、大小様々な災害の被災者支援に充てられる。
シボレーのスコット・ベル副社長は、「1064hpを誇る新型コルベットZR1は、アメリカのエンジニアリングの頂点」と述べ、「バレット・ジャクソンと赤十字社と協力し、このアメリカンアイコンの歴史的な販売が、ハリケーンの被災者や全国の数多くの災害の影響を受けた人々の役に立つことを誇りに思う」とコメントした。
オークション会場では、コルベットのチーフエンジニアのジョシュ・ホルダー氏が、「史上最速で最も強力なコルベット」として新型ZR1を紹介。その後、ヘンドリック・カンパニーズの創業者兼CEO、リック・ヘンドリック氏が落札に成功した。
シボレーは、15年以上にわたりバレット・ジャクソンのチャリティーオークションプログラムに参加しており、これまでに多くの慈善団体のために多額の寄付を集めてきた。今回のオークションにより、第8世代コルベットの販売を通じてシボレーがバレット・ジャクソンのチャリティーオークションで集めた総額は1290万ドルに達した。
GMとシボレーは、長年にわたり赤十字社との関係を維持しており、定期的に同組織の災害救援活動を支援している。今回のチャリティーオークションは、自動車メーカーの社会貢献活動の一環だ。