豊田合成、インド国際自動車ショーに出展…小型EVコンセプトなどを披露へ

豊田合成がインド国際自動車ショーに出展する最新技術
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豊田合成は、1月18日から21日にかけてインドのニューデリーで開催される国際自動車ショー「バーラト・モビリティー・グローバル・エキスポ2025」に出展する。

同社は、インドを重点市場と位置付けており、現地の合弁事業パートナーであるUNO MINDAグループのブース内で最新の安全技術や次世代モビリティのコンセプトを紹介する。

展示の中心となるのは、インドでの需要拡大が見込まれる乗員保護用エアバッグや歩行者保護製品などの安全システム製品だ。特に注目されるのは、「前席センターエアバッグ」で、側面衝突時の乗員保護性能を高める。また、歩行者との衝突時に瞬時にフードを持ち上げて衝撃を緩和する「ポップアップフードアクチュエータ」も展示される。

さらに、豊田合成は2030年頃の実現を想定した小型電気自動車(BEV)のコンセプトカー「Flesby(フレスビー)BEVコンセプト」を披露する。このコンセプトカーは、ハンドルに操作機能を集約し、エアバッグをシートベルトと一体化するなど、革新的な設計を特徴としている。外装のフロントマスクには自動運転を支える「センシング機能」も付与されている。

また、先進運転支援システムに対応した「発光機能付きミリ波レーダ対応エンブレム」も展示される。これは、ミリ波レーダーの透過機能と発光機能を両立させた独自技術製品だ。

豊田合成の今回の出展は、成長が期待されるインド市場での存在感を高めるとともに、同社の安全技術と次世代モビリティへの取り組みをアピールする重要な機会となる。

《森脇稔》

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