2024年1~12月の車載電池・バッテリーに関する注目記事ランキング。EVシフトの鍵を握るとも言える技術だ。現在、自動車の新たなステージに向けた企業の動向が注目されている。2024年、最も注目を集めたのは、福岡に拠点を置くデジタル企業「TRIPLE-1」の開発した全固体電池に関するものだった。

日産自動車は9月6日、日産が取り組む車載用蓄電池(LFP=リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)の開発および量産が、経済産業省の「蓄電池に係る供給確保計画」に認定されたと発表した。2028年度に軽電気自動車から搭載を開始する予定だ。

パナソニックエナジーは9月9日、電気自動車(EV)向けの最新型円筒形リチウムイオン電池「4680セル」の量産準備が完了したと発表した。和歌山工場(和歌山県紀の川市)をリニューアルし、同日、開所式を執り行なった。