FREYR Batteryは6月24日、次世代マルチレイヤーバッテリーのサンプルセルの生産に、ノルウェー・モイラナの顧客認定プラント(CQP)で成功した、と発表した。
この技術的な成果は、アノードとカソードのキャスティングマシンを同期させ、電極の品質を向上させることにより達成された。また、生産ラインの機器を自動化し、生産することも初めて実現した。この成果により、FREYRは材料の組成を改善し、生産速度を向上させ、マルチレイヤーバッテリーのサンプルセルを生産することが可能となった。
今後のステップとして、CQPでは電極のキャスティングにおいて、名目生産速度と短期間の急増速度を達成し、GWh規模の製造能力を実証することを目指す。また、規格内のマルチレイヤーポーチバッテリーサンプルセルを生産するのも目標だ。
さらに、進化するバッテリーマーケット環境において、SemiSolidテクノロジーの技術的および経済的競争力を向上させ、FREYRの技術戦略を補完していく。24Mエコシステムなどと連携し、既存プラットフォームのさらなる産業化を評価することも狙う。