【株価】日米で自動車株が下落、トランプ関税の影響に警戒感強まる

ジャパンモビリティショー2023にコンセプトカーのレクサスLF-ZCが展示され、2026年からの量産が予告されていた
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27日の日経平均株価は307円03銭安の3万8134円97銭と続落。トランプ次期米大統領による輸入関税引き上げに対する警戒感が根強く、半導体関連株の一角、自動車株の売りが目立った。

一方、食品、医薬品など景気動向の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄への買いが相場の下値を支えた。

26日のニューヨークダウは前日比123ドル高の4万4860ドルと5日続伸。中東の緊張緩和、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ継続期待が株価を支えた。

その中で、米自動車大手ビッグスリーが、完成車・自動車部品の輸入コスト増懸念から売り込まれ、時価総額が1日で約90億ドル(約1兆4000億円)消失した。

ハイテク株主体の米ナスダック市場は小幅ながら4日続伸。電気自動車(EV)のテスラは0.11%安。


《山口邦夫》

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