物流革命へ前進、自動運転×貨物鉄道の新輸送モデル構築へ…JR貨物ら5社が実証実験

スワップボディトラックと貨物列車の両方に積載可能な31フィートタイプの共用コンテナ
  • スワップボディトラックと貨物列車の両方に積載可能な31フィートタイプの共用コンテナ

日本通運、全国通運、日本フレートライナー、日本貨物鉄道(JR貨物)、T2の5社は11月21日、自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせた新しい輸送モデルの構築に向けて、実証実験の検討を開始すると発表した。

この取り組みは、CO2排出量削減、物流業界の労働環境改善、そしてドライバー不足への対策として位置付けられている。将来的にはレベル4の自動運転トラックと貨物鉄道を組み合わせた「自動運転トラック×貨物鉄道」のモーダルコンビネーションの実現を目指している。

5社の協力により、自動運転区間における輸送ルートの複線化が可能となり、輸送力の増加や貨物鉄道不通時のBCP対応が可能になるという。また、貨物積み替え作業の効率化も期待されている。


《森脇稔》

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