次世代燃料電池車に搭載、高分子電解質膜を共同開発へ…ヒョンデ

水素燃料電池システム用の高分子電解質膜(PEM)の共同開発契約をゴア社と締結したヒョンデ
  • 水素燃料電池システム用の高分子電解質膜(PEM)の共同開発契約をゴア社と締結したヒョンデ
  • ヒョンデ・ネッソ(参考)
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ヒョンデ(Hyundai Motor)と傘下のキア(Kia)は、水素燃料電池システム用の高分子電解質膜(PEM)の共同開発契約を、W. L. Gore & Associates(以下、ゴア)と締結した、と発表した。

この共同開発の目的は、次世代の水素電気自動車向けのPEMを開発すること。水素燃料電池の中核となるPEMは、水素ガスと酸素ガスの結合を防ぎ、プロトンを選択的に伝導させることで、車両の動力源となる電流を発生させる。この技術は、燃料電池システムの性能と耐久性に直結するため、その開発は極めて重要という。

ヒョンデとキアは、ゴアと15年以上にわたって燃料電池分野で協力してきた。この長期的な関係を基に、三社は性能と耐久性の向上に重点を置いた商用車向け燃料電池システムの共同開発を進めている。米国デラウェア州に拠点を置くゴアは、PEMやMEA(膜/電極接合体)の技術に関する専門知識を持つ。


《森脇稔》

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