「ハイパーカーへの偏愛」ロナルド・ヴェンチューラ個展『Grey Avenue』 1月14日から

ロナルド・ヴェンチューラ特別仕様 ラッピングカー
  • ロナルド・ヴェンチューラ特別仕様 ラッピングカー
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  • ロナルド・ヴェンチューラ
  • 作家アトリエで撮影
  • 作家アトリエで撮影
  • 作家アトリエで撮影
  • RWB 中井啓氏
  • 作家アトリエにて撮影

ホワイトストーンギャラリー銀座新館(東京都中央区)で2024年1月14日から2月17日まで、ロナルド・ヴェンチューラによる個展『Grey Avenue』が開催される。今展では、ヴェンチューラがアートの表現媒体として「ハイパー・カー」への偏愛を表明する。

この展覧会は、ヴェンチューラが自身の創造物を再考・再構築するプロセスを視覚的に表現したもので、視覚の旅の途上であり、絶え間ない投企であるとされている。

フィリピンのマニラ生まれのヴェンチューラは、自己や新たな環境に適応して「脱皮」する生物のような創作を行い、幾何学的な繭に絡めとられたキメラや一連のボート、猛禽類、祝祭日、病院のカルテやクリップボード、制限や疫病を意味する交通標識や検疫のシンボルカラーなど、多岐にわたるモチーフを用いている。

今展では、ヴェンチューラがアートの表現媒体として「ハイパー・カー」への偏愛を表明。車を従来の環境から運び出し屋内に設置することで、屋外と屋内の境界をぼかすヴェンチューラ独自の表現手法が見られるという。

また、ヴェンチューラはカーボンファイバーをカンヴァスのように用い、アートは自由で束縛も制限もないことを強調。スピードを与え動性を彫りこむことで、ヴェンチューラは自らのアートを不可思議で新しい地点へといざなう。

この展覧会では、ポルシェ・チューナー「RWB」の中井啓氏によるクラッシック・ポルシェ・カー・チューニング “Ronald Ventura Version” も特別公開。ポルシェ・アーティストと称される中井氏は、日本とヨーロッパのチューニング技術の妙を融合させ、オンリーワンのクラシック・ポルシェ・スタイルを実現している。

オープニングレセプションではロナルド・ヴェンチューラ作品にインスパイアされたDJセット(DJ: Morry Burns)とともにアートと車の融合を堪能することができる。

《レスポンス編集部》

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