トヨタ、EV向け電池供給の大型契約を米国で締結---年間350万台のEV生産めざす

トヨタ bZ4X(米国仕様)
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  • レクサス RZ(米国仕様)
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トヨタ(Toyota)の北米部門のトヨタ・モーター・ノース・アメリカ(TMNA)は10月4日、米国で生産するトヨタのEVに搭載するリチウムイオンバッテリーの供給契約を、LGエナジーソリューションと締結した、と発表した。

この契約により、LGエナジーソリューションは同社のミシガン工場に約4兆ウォン(約30億ドル)を投資し、2025年にトヨタ専用のバッテリーセルとモジュールの生産ラインを新設し、稼働させる。年間20GWhの供給を予定している。

このリチウムイオンバッテリーは当面、トヨタのケンタッキー工場(TMMK)で2025年から生産予定の新型EV(3列シートSUV)のバッテリーパックとして搭載される。その後、北米で拡大が見込まれるEVラインナップにも、搭載される予定だ。

今回の契約により、LGエナジーソリューションによる高品質かつ高性能な製品を安定的に供給する能力と、トヨタによる車載電池パックの安全性という両社の強みを結集する。EVを購入する顧客に、より安全・安心な顧客体験を届けていく方針だ。


《森脇稔》

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