FCEV技術の国産化を進める中国・商用車領域で重要性…沖為工作室 沖本CEO[インタビュー]

FCEV技術の国産化を進める中国・商用車領域で重要性…沖為工作室 沖本CEO[インタビュー]
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来たる8月3日、オンラインセミナー「燃料電池商用車・e-fuel市場と各社の動向 ~競争環境の現在地と将来予測~」が開催される。セミナーに登壇するのは、沖為工作室合同会社 Founder CEOである沖本真也氏。

セミナーでは、FCEVやe-fuelの市場動向や技術解説、主要企業の動向などが紹介される予定だ。取り上げるテーマは以下のとおり。

1.商用車電動化市場
(1)市場背景
(2)燃料電池商用車、EV商用車の現状
(3)燃料電池・EVの商用車を巡るインフラ導入現況とロードマップ
(4)e-fuelが創出する新たな産業セグメント
2.技術概観
(1)各動力源技術概観および比較
(2)EV商用車向けインフラと課題
(3)燃料電池商用車向けインフラと水素技術
(4)e-fuelとコスト
3.主要8社の企業動向

開催に先立ち、沖本氏にセミナーの見どころを聞いた。

■FCEVは商用車で役割を果たす

このところBEVのシェアが拡大するいっぽうで、FCEVの存在感が薄れている状況があるが、特に商用車の領域でFCEVが役割を果たす可能性があるのでは、と沖本氏は示唆する。

「直近の傾向として、FCEVの普及は減速するいっぽうで、BEVやPHEVなどの方が近年は勢いがあると感じます。2022年には北京オリンピックでFCEVが使われましたし、これらの活動は一定の市場成長をもたらしていると理解していますが、2022年のグローバルな販売台数は2万2000台に過ぎません。」

「一方、2027年の予測ではグローバルで54万台以上の販売が見込まれています。特に商用車の領域で、FCEVが一定の役割を果たせる可能性があり、FCEVの重要性を再評価する必要があると感じています。」


《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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