ステランティスの燃料電池事業撤退、子会社シンビオが対応発表…大型車向け燃料電池に活路

シンビオ(symbio)の本社
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フランスの燃料電池メーカーのシンビオ(Symbio)が、親会社の一つ、ステランティスが水素燃料電池事業を突然停止したことを受けて、その対応を発表した。

7月10日に新CEOに就任したジャン・バティスト・ルーカス氏は、会社の将来を確保し、現在圧力下にあるフランスの水素産業強化に貢献するため、あらゆる努力を払うと表明した。

シンビオはステランティスの軽商用車向けに特別に開発された戦略プログラムの実現に全力で取り組んできた。40kW燃料電池システムをベースとしたStep2プログラムだけで、シンビオの2025年受注の大部分を占めていた。


《森脇稔》

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