ポルシェジャパンは3月27日、『パナメーラ』シリーズ6車種について、火災に至るおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『パナメーラ』、『パナメーラ4』、『パナメーラ4S』、『パナメーラGTS』、『パナメーラ ターボ』、『パナメーラ ターボS』の6車種で、2016年10月24日から2021年9月28日に輸入された3256台。
対象車両は、エアコン用の電動クーラントポンプにて、シーリングの設計が不適切なためシール性が不足。ポンプのコントロールユニット部に湿気が入り、ポンプ内部で短絡が発生する場合がある。そのため、ヒーターの機能が停止し、そのままの状態で使用を続けると、ポンプのコネクタの過熱により、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
改善措置として、全車両、電動クーラントポンプを交換するとともに、コネクタを点検し、必要に応じて交換する。
不具合は87件発生、事故は起きていない。本国メーカーからの情報によりリコールを届け出た。