ポルシェの営業利益67%減、中国での需要減や米関税が影響 2025年上半期決算

ポルシェ・マカン・エレクトリック
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ポルシェは2025年上半期(1~6月)決算を発表した。厳しい世界経済環境の中で戦略的再編を推進している。

同社の2025年上半期のグループ売上高は181億6000万ユーロ(前年同期194億6000万ユーロ)となった。グループ営業利益は10億1000万ユーロ(前年同期30億6000万ユーロ)で、67%の大幅減少となった。営業利益率は5.5%(前年同期15.7%)に低下した。

オリバー・ブルーメCEOは「世界は劇的に変化している。そのため我々はポルシェを根本的に発展させている」と述べた。同氏は現在の状況を形作る3つの要因として、中国でのプレミアム・ラグジュアリー車需要の急激な減少、米国の輸入関税による大きな圧力、電気自動車への転換が予想より遅れていることを挙げた。


《森脇稔》

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