移動式の急速充電器でEV出張充電サービス…スマートグリッドEXPO 2023

移動式急速充電器 ベルエナジー「Roadie V3」
  • 移動式急速充電器 ベルエナジー「Roadie V3」
  • 移動式急速充電器 ベルエナジー「Roadie V3」
  • こちらは小型の移動式急速充電器ベルエナジー「Roadie V2」
  • 小型のRoadie V2は出力20kWとなる
  • Roadie V2を日産サクラに搭載したところ
  • 小型のRoadie V2はユニットを分割して持ち運べる
  • 小型のRoadie V2はコンセントに繋いで充電する
  • 操作部にはキルスイッチが備わる

ベルエナジーは、日本初となる移動式急速充電器「Roadie V3」(ローディV3)をスマートグリッドEXPOに出展した。

ローディV3は移動式のEV向け急速充電器で、70kWhの蓄電池ユニットとCHAdeMOに対応したパワコンユニットの2台でワンセット。これを『ハイエース』などのバンに搭載して、電欠で動けなくなったEVなど、必要な場所へ急速充電を届けるものだ。ベルエナジーでは、このようなEV向け出張充電サービスを「電気の宅配便」と銘打って、2024年にも開始する計画だという。

充電の出力については62kWと、文字通り急速充電の性能をもつ。30分充電すると、EVの車種にもよるが20kWh前後は充電できるだろう。となれば100kmくらいは走行できることになる。

もともとこの機器は、ベルエナジーの提携先であるアメリカのスパークチャージ社が開発したもので、この機器をベースに充電規格をCCSからチャデモに換装して日本仕様とし導入する。


《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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