パイオニアは2月9日、AI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」と回転すし「スシロー」の情報を連携し、飲食業界DXの取り組みを開始すると発表した。
飲食業界では、店舗業務効率化だけでなく、データを活用したサービス改善や顧客の体験価値向上などにつながるDXの取り組みが加速している。今回、NP1をスシローが提供するコンテンツとAPI連携し、NP1ユーザーへ効果的な情報発信手法を構築。さらにNP1を通じて取得するユーザー行動情報を統計化や定量分析することで、ユーザーの利便性を高め、体験価値向上につながるサービス開発を行う。
具体的な取り組みとして、NP1とスマートフォン専用アプリ「My NP1」をスシローが提供するコンテンツと組み合わせ、ドライブ中だけでなく、ドライブ前後も快適かつ満足度の高いサービスを提供。取り組みの第1弾として2月27日よりサービスを開始する。新サービスでは、自車位置に連動した店舗情報や、その店舗のキャンペーン情報を音声や画像により自動で提供。また、リアルタイムに店舗の混雑情報が確認できるなど、最新の情報により効率的なドライブ計画が可能になる。また、配信される情報をもとに、店舗予約などの操作をMy NP1経由でスムーズに行えるほか、配信情報を自動保存し、ドライブ計画に活用することもできる。
今後両社は、ニューノーマルに対応した飲食店への送客サービスなど、新たなサービス提供につながる取り組みを共同で進めていく。