H100形の観光仕様ラッピング車は10月30日から運行…国と北海道が助成

H100-83に施される花咲線ラッピング。ハマナスの花びらと雪の結晶をイメージ。
  • H100-83に施される花咲線ラッピング。ハマナスの花びらと雪の結晶をイメージ。
  • H100-82に施される釧網本線ラッピング。釧路湿原やタンチョウ、摩周湖、流氷をイメージ。
  • H100-80に施される石北本線のラッピング。植物や動物をモチーフに上川やオホーツク地域の四季の移り変わりをイメージ。
  • H100-81に施される富良野線のラッピング。沿線のラベンダー畑や青い池をイメージ。
  • 北海道の自然を感じ取れる雰囲気にした観光仕様のH100形の車内。座席の生地を北海道の自然や風景をモチーフとし、センターテーブルには北海道産のタモ材を使用。吊り手も木製となる。
  • H100形のラッピング車には、車内に鉄道・運輸機構、北海道、北海道高速鉄道開発の支援であることを示すステッカーが掲出される。

JR北海道は10月18日、H100形一般型気動車の観光仕様ラッピング車を10月30日から運行すると発表した。

H100-82に施される釧網本線ラッピング。釧路湿原やタンチョウ、摩周湖、流氷をイメージ。H100-82に施される釧網本線ラッピング。釧路湿原やタンチョウ、摩周湖、流氷をイメージ。

今回登場するH100形は、第3セクターの北海道高速鉄道開発が取得した4両のうちの2両(H100-82・83)で、釧網線ラッピングと花咲線ラッピングが施される。

4両すべてがJR北海道に無償貸与されるが、取得に際しては独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が北海道と連携し、北海道高速鉄道開発に対して助成金を交付している。

H100形のラッピング車には、車内に鉄道・運輸機構、北海道、北海道高速鉄道開発の支援であることを示すステッカーが掲出される。H100形のラッピング車には、車内に鉄道・運輸機構、北海道、北海道高速鉄道開発の支援であることを示すステッカーが掲出される。

運行初日はサイクルトレインのモニターツアーとして釧路~摩周間を1往復する(一般の乗車は不可)。時刻は、釧路7時48分発~東釧路8時12分発~摩周9時26分着・16時10分発~東釧路17時28分着~釧路17時40分着で、その後は順次、定期列車で運用される。

なお、2022年度中には残る2両(H100-80・81)も登場し、石北線ラッピングと富良野線ラッピングが施される。さらに2023年度にも4両(室蘭線・日高線・根室線・宗谷線ラッピング車)が登場する予定。

H100-80に施される石北本線のラッピング。植物や動物をモチーフに上川やオホーツク地域の四季の移り変わりをイメージ。H100-80に施される石北本線のラッピング。植物や動物をモチーフに上川やオホーツク地域の四季の移り変わりをイメージ。H100-81に施される富良野線のラッピング。沿線のラベンダー畑や青い池をイメージ。H100-81に施される富良野線のラッピング。沿線のラベンダー畑や青い池をイメージ。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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