より良い室内環境を…ベントレーが「アズール」仕様をベンテイガPHEVに設定 欧州

眠気予防のための最適な体温維持を支援

静粛性の高いEVドライブモードは最大43km

落ち着き感を重視したインテリア

ベントレー・ベンテイガ・アズール・ハイブリッド
  • ベントレー・ベンテイガ・アズール・ハイブリッド
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ベントレー(Bentley)は9月28日、SUV『ベンテイガ』のPHEV『ベンテイガ・ハイブリッド』に、「アズール」仕様を欧州で設定すると発表した。

アズールは単なる仕様ではなく、ストレスを軽減し、ウェルビーイングを促進するためにデザインされた触覚や視覚的な合図、そしてよりスムーズで安全なドライビングのための先進運転支援システム(ADAS)を搭載しているのが特徴だ。今回、ベンテイガ・ハイブリッドに、アズールが拡大展開されている。

◆眠気予防のための最適な体温維持を支援

ベントレーによると、車内でリラックスするために最も重要なのは、乗り心地とNVH(騒音、振動、ハーシュネス)の2つになるという。数千人を4年間にわたって追跡調査した結果、70デシベル(db)以上の交通騒音にさらされた人は、うつ病になるリスクが65%高いことが判明した。

『ベンテイガ・アズール・ハイブリッド』には、「フロントシートコンフォートスペシフィケーション」が採用された。最大22ウェイまで調整可能なシートにより、あらゆる身長と体重の乗員が理想の座席位置を見つけることができ、ヒーターとベンチレーション機能により、快適さと眠気予防のために最適な体温を維持することができるという。

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◆静粛性の高いEVドライブモードは最大43km

安全で穏やかなリラックスしたコントロール感覚は、ツーリング仕様の先進運転支援システム(ADAS)によって、さらに強化される。アダプティブ・クルーズ・コントロールは、前走車との距離を一定に保ち、前走車が減速したら減速し、必要に応じて停止する。車線がなくなった場合、設定速度に復帰する。レーンアシスト、トラフィックアシスト、ベントレーセーフガードとともに、ベントレーに搭載されたレーダーとカメラシステムは、周囲の交通と道路を常に監視する。

PHEVパワートレインは、エンジンが直噴3.0リットルV型6気筒ガソリン「TFSI」ツインターボ。ジェネレーターとしても機能する「Eモーター」と呼ばれるモーターは、最大出力が128psから136psへ、最大トルクは35.7kgmから40.8kgmへ、引き上げられた。

エンジンとモーターを合わせたPHEVシステム全体のパワーは、449psから462psに強化された。0~100km/h加速は5.3秒、最高速は254km/hの性能を発揮する。新しいバッテリーの蓄電容量は18kWh。静粛性の高いEVドライブモードでは、最大43km(WLTPサイクル)のゼロエミッション走行を可能にしている。

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◆落ち着き感を重視したインテリア

インテリアには、「ウェルネス・キルティング」が採用された。精密に作られたダイヤモンドキルトの張り地の視覚的・触覚的な楽しさを提供する、と自負する。ダークウォルナット、クラウンカットウォルナット、コアの3種類のオープンポアウッドパネルは、ベントレーの光沢ウッドの代わりに、落ち着いたソフトなサテンの光沢を備えている。

15色のハイドカラーとカラースプリット、コントラストステッチを標準装備した。シートパイピングは無償オプションで選択できる。アズールのエンブレムは、フェイシア、イルミネーテッドトレッドプレート、シートの刺繍にあしらわれた。ベントレーの「B」フットペダル、ムード照明、ヒーター機能付きデュオトーンステアリングホイールも採用されている。

エクステリアには、ブライトクロームのロアバンパーグリル、アズールエンブレム、22インチの10本スポークホイール、ベントレーの「ジュエル」フィラーキャップなどの仕上げが施されている。

《森脇稔》

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