「ENLITEN」技術をトラック・バス用に初採用…ブリヂストン、スタッドレスタイヤ「W999」発売へ

ブリヂストン W999
  • ブリヂストン W999
  • 新トレッドパタン採用により、氷雪性能、摩耗ライフ、耐偏摩耗性を高次元でバランス
  • ディフェンスショルダー形状採用で耐偏摩耗性を改善し、メンテナンス負担軽減に貢献
  • 氷上加速性能比較データ
  • 摩耗ライフ比較データ

ブリヂストンは、タイヤ基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」をトラック・バス用タイヤに初採用した新スタッドレスタイヤ「W999」を9月より発売する。発売サイズは4サイズで、価格はすべてオープン。

ブリヂストングループは、国内のトラック・バス用スタッドレスタイヤにて、アイスバーン路面など氷の上での効き(氷上ブレーキ性能+氷上トラクション性能)を重視した氷雪系スタッドレスタイヤと、シャーベット路面も考慮した氷雪路での性能と摩耗ライフ、耐偏摩耗性能をバランスさせた総合系スタッドレスタイヤをラインアップ。新製品W999は、タイヤの環境性能と運動性能を両立する「ENLITEN」技術を基盤に開発したトレッドパタン「トリニティコンタクトパタン」を採用した総合系スタッドレスタイヤだ。

トリニティコンタクトパタンは、氷雪路面における接地面の除水性を高める「トリプルオープンサイプ」、ブロック・サイプ溝の配置を最適化して均一な接地を可能にする「アドバンスドロッキング配列」、ショルダーブロックの変形を抑制する「ディフェンスショルダー形状」等のパタン技術を取り入れた新パタン。W999はトリニティコンタクトパタンを採用することで、従来品「W910」対比で氷上加速性能を14%、摩耗ライフを20%向上、偏摩耗量(ショルダーブロックの段差摩耗量)を44%低減した。これにより、W999は従来品のシャーベット路面での高い性能はそのままに氷の上での効きを向上。さらに、摩耗ライフの向上によりタイヤの交換サイクルが伸長することで資源生産性を高め、耐偏摩耗性能の向上によりタイヤメンテナンス工数の削減にも貢献。氷上性能が向上したことで、これまで氷雪系スタッドレスタイヤを使用していた一部ユーザーなど、より幅広いユーザーにの使用条件にも適した新商品となっている。


《纐纈敏也@DAYS》

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