アルピーヌは6月16日、『A110ツール・ド・コルス75』(Alpine A110 Tour de Corse 75)を欧州で発表した。150台が限定販売される予定だ。
オリジナルのアルピーヌ『A110』は1975年、WRC(世界ラリー選手権)の一戦、「ツール・ド・コルス」に参戦した。アルピーヌA110とランチア『ストラトスHF』の争いは最終ステージに持ち込まれたが、アルピーヌA110はわずかに及ばす、2位で終えた。このツール・ド・コルスでのアルピーヌの活躍は、伝説のひとつになっている。
この活躍に敬意を示して、A110ツール・ド・コルス75が発表された。ボディカラーはイエローで、ボンネットとルーフはブラック仕上げ。フロント左フェンダーには、「ツール・ド・コルス75」の文字が添えられた。リアには、当時のラリーマシンに装着されていたカーナンバー「7」の数字が配される。
サベルト製のレーシングバケットシートには、ツール・ド・コルス75の刺繍が施された。足元には、18インチのグロスホワイト仕上げのグランプリホイールと、オレンジ色のブレンボ製ブレーキキャリパーが装着されている。