スマホのワイヤレス接続…周辺アイテム編[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

「FMトランスミッター」の一例(ケンウッド・CAX-BT20)。
  • 「FMトランスミッター」の一例(ケンウッド・CAX-BT20)。
  • 「FMトランスミッター」の一例(ケンウッド・CAX-BT20)。
  • 「FMトランスミッター」の一例(ケンウッド・CAX-BT20)。
  • 「FMトランスミッター」の一例(ケンウッド・CAX-BT10)。

カーオーディオシステムのビルドアップに興味を持つドライバー諸氏に向けて、それを実行しようとするときの「製品の選択法」を解説している当連載。今回からは新たな章に突入し、「周辺アイテム」にスポットを当てていく。

まずは、「FMトランスミッター」にフォーカスする。「FMトランスミッター」とは、車載の「メインユニット」に外部入力端子が備わっていないとき、それへと外部機器を接続できるようにするためのアイテムだ。これを用いれば、外部機器で再生される音楽をFM電波で飛ばせるようになる。

とはいえ昨今の「メインユニット」は、外部入力端子の装備率がかなり高まっている。ゆえに「FMトランスミッター」の出番は減っていた。しかし、スマホをBluetooth接続したいと考えるドライバーが増え、「FMトランスミッター」への注目度が再上昇した。愛用の「メインユニット」がBluetoothに対応していないとき、それに対応した「FMトランスミッター」を用いればスマホのワイヤレス接続が可能となるのだ。

ちなみに、Bluetooth接続が便利であるポイントは、ワイヤレス化が図れることの他にもう1点ある。それは、「都度の接続が自動で行えること」だ。Bluetooth接続の場合は、1度ペアリングしておけば以後はスマホを持って車内に乗り込めば接続が自動で完了される。スマホをポケットに入れたままでもOKだ。

では、どのような「FMトランスミッター」があるのかを紹介しよう。今回は、ケンウッドのモデルをピックアップする。同社では3タイプの「FMトランスミッター」をリリースしていて、その内の2機種がBluetoothに対応している。

なお、ケンウッドの「FMトランスミッター」は、デザイン性が高いことも特長だ。こういった「周辺アイテム」は手頃であることが優先されてルックスが二の次になりがちだが、当アイテムは車内で使うときの満足度を上げるべくスタイリッシュなデザインで仕上げられている。

ところでBluetoothに対応した2機種間では、FM電波の周波数の選択肢の数が異なっている。1機種は141chの中から選べて、もう1機種では選択可能なch数が4と簡素化されている。で、価格は前者の方が高くなるので、予算と使い勝手とを天秤にかけてどちらにするかを考えよう。

今回は以上だ。次回も注目すべき「FMトランスミッター」をクローズアップする。お楽しみに。


《太田祥三》

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