JR東日本、東京モノレールら5者は5月18日、浜松町駅(東京都港区)エリアの整備計画を公表した。
現在、同駅周辺では、浜松町駅西口再開発計画としてモノレール浜松町駅や世界貿易センタービルディング(本館・ターミナル)の建替えが、芝浦一丁目付近では「芝浦プロジェクト」と称する浜松町ビルディングの建替えが2021年から進行している。
世界貿易センタービルディングは2026年度、モノレール浜松町駅は2029年度、ツインタワーとなる芝浦プロジェクトはS棟が2025年2月、N棟が2030年度に竣工する予定だが、これによりさらなる利用者や周辺人口の増加などが予想されることから、今回発表された計画ではこれらと連動し、歩行者動線の整備や交通結節点の機能強化を図ることを主眼としている。

発表によると、動線整備では北口では竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを構築。南口では新たな自由通路を整備して混雑緩和やバリアフリー化を図ることにより、浜松町二丁目エリアと芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化し、東側では、旧芝離宮庭園に沿う歩行者空間を整備し竹芝・汐留方面と芝浦方面を緑化空間でつなぐとしている。


交通結節点の機能強化では、世界貿易センタービルディングと東京モノレール浜松町駅の建替えにより中央改札前に整備される大空間の「中央広場」と、「ステーションコア」と呼ばれるJR線や東京モノレール、都営地下鉄、バス、タクシーの各交通機関とのスムーズな乗換えを図るための吹抜け空間を設け、各交通機関とのスムーズな乗換を図るとしている。

これらの整備は2026~2030年度に順次予定しており、5者では「利便性の高い魅力ある都市環境を整備してまいります」としている。
