日産 Z 新型のレース仕様現る…スーパー耐久公式テストで順調に周回

スーパー耐久公式テスト:日産Z
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ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookの公式テストが10日、富士スピードウェイで行われた。話題の新型日産『Z』のレース仕様がST-Qクラスにエントリーし、公式テスト初走行とあり、注目を浴びながら順調に周回をこなしていた。

スーパー耐久第2戦富士24時間レースに向けてのテストで、昼間に3時間10分、夜間走行を1時間50分の走行時間が設けられたなかで、真っ白な新型Zのレースカーが走行した。

カーナンバー230のNISMOは、平手晃平/松田次生/ロニー・クインタレッリ/星野一樹/佐々木大樹。カーナンバー244のMax Racingは、田中哲也/田中徹/三宅淳詞/高星明誠/安田裕信がエントリーした。

ST-Qクラスは水素カローラや、次世代バイオ燃料を使ったルーキーレーシングのトヨタGR86、スバルBRZ、バイオディーゼル燃料を使ったマツダ2など、スーパー耐久機構が認めたメーカーの開発車両が走るクラスだ。

そのST-Qクラスに、さまざまなモータースポーツへの活用の可能性を探り、今後のスポーツカーの開発に役立てるための参戦となる。

1本目 230号車が1’50.674、244号車が1’50.864
2本目 230号車が1’52.426、244号車が1’50.651
3本目 230号車は出走せず。244号車が1’50.817

夕方になり夜間走行時間になり、230号車はそのまま未出走となったが、244号車は順調に周回を周り1’48.965というタイムを刻んだ。

スープラGT4やメルセデスAMG GT4などのGT4マシンが走るST-Zクラスで、夜間の最速タイムが310号車GRガレージ水戸インターのGRスープラGT4で1’47.566。昼間の3本の中で最速が3本目の走行で21号車アウディチーム一ツ山のアウディR8 LMSで1’47.592となる。

他のGT4マシンもおおむね1’49~1’50程度で走行を行っており、この新型ZのレーシングカーはGT4マシンと同等の性能があると思われる。

24時間でのタイムと燃費などがどのようになるのかは、このテストではまだ未知数だが、そのポテンシャルの高さが見られた結果となった。


《雪岡直樹》

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