タダノは4月13日、世界初となる電動ラフテレーンクレーンの商品化計画を発表した。さまざまな業界やパートナーの支援を受けながら2023年内の市場投入を目指す。
一般的なラフテレーンクレーンはディーゼルエンジンを搭載し、現場まで走行するとともに、エンジンの回転力で油圧ポンプを駆動して重いものを高く吊り上げる。車両重量が大きく、稼働・走行時に多くのCO2を発生し、排出量は、同社グループの工場など事業活動で排出するCO2を大きく上回る。
このため、電気の力で作業と走行ができる世界初の電動ラフテレーンクレーンの日本向け製品を商品化する。電動ラフテレーンクレーンは、クレーン作業・走行ともにCO2排出をゼロにできる。
すでに試験を実施中で、今後さまざまな業界・パートナーと連携して2023年内の市販を目指す。