アルピナ、BMWグループの傘下に…戦略的再編へ

アルピナ B8 グランクーペ 改良新型
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BMWグループは3月10日、アルピナ(ALPINA)の商標権を取得すると発表した。BMWをベースにした高性能モデルを手がけたきたアルピナが、BMWグループの下で新たな戦略的再編に取り組む。

アルピナは1965年1月1日、正式に設立された。BMWのチューニングを行う小さな会社だったが、その実力がBMW本社に認められ、BMW公認チューナーに。そして、1983年には、ドイツ政府から自動車メーカーとしての認証も受けた。アルピナの新車には、BMWのメーカー保証が適用される。

BMWグループは、このアルピナブランドを傘下に収める。アルピナブランドの商標権を取得することにより、自社の高級車のラインナップにさらなる多様性をもたらすのが狙いだ。一方、EVへの転換と世界中での排出ガス規制の強化、ソフトウェアの検証、先進運転支援システム(ADAS)の開発などにかかるコストは、小規模自動車メーカーの存続リスクを高めている。アルピナは事業を長期的に実行していくために、BMWグループの下で戦略的な再編に取り組む。

アルピナは2025年末まで、BMWグループとの既存の契約に基づき、アルピナ車の開発、製造、販売にエンジニアリングの専門知識を投入する。アルピナの車両は、BMWグループの生産ラインで事前に組み立てられてから、アルピナのワークショップで最終組み立てが行われる。

《森脇稔》

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