近鉄が4月に新観光列車の試乗会と撮影会…4月29日から運行の『あをによし』

天平時代の高貴な色とされている紫色をメタリックに施し、天平文様をあしらった『あをによし』のエクステリア。インテリアとともに古都・奈良をイメージさせるものに仕上げられる。基本的に週6日の運行となる。
  • 天平時代の高貴な色とされている紫色をメタリックに施し、天平文様をあしらった『あをによし』のエクステリア。インテリアとともに古都・奈良をイメージさせるものに仕上げられる。基本的に週6日の運行となる。
  • 車内のレイアウト。4両編成で座席数は84。全車指定席。
  • 1+1配置のツインシートを備える1・3・4号車のインテリア。
  • 3~4人用のサロンシートを備える2号車のインテリア。
  • 2号車に設けられる販売カウンターのイメージ。
  • 『あをによし』のロゴ。

近畿日本鉄道(近鉄)は3月8日、大阪難波~近鉄奈良~京都間で4月29日から運行を開始する新たな観光列車『あをによし』の試乗会と撮影会を4月に実施すると発表した。

『あをによし』は、2021年11月に引退した新スナックカーこと12200系4両編成1本を改造したもの。その名は都の美しさをイメージした古都・奈良にかかる枕詞が由来で、正倉院の宝物をモチーフとした車内は2人用のツインシートと3~4人用のサロンシートが設けられる。

1+1配置のツインシートを備える1・3・4号車のインテリア。1+1配置のツインシートを備える1・3・4号車のインテリア。

試乗会は4月16日にA~Dの4コースに分けて実施。時刻はAコースが大阪難波9時32分発~大和西大寺10時15分着、Bコースが大和西大寺10時42分発~近鉄奈良12時28分着、Cコースが近鉄奈良12時51分発~大和西大寺14時37分着、Dコースが大和西大寺15時59分発~大阪難波16時39分着で、Aコースは大和西大寺到着後、大阪難波まで移動して解散。Dコースは大阪難波から大和西大寺へ移動してから『あをによし』に乗車する。

各コース80人を募集し、ツインシートは2人1組、サロンシートは3~4人1組での利用となる。旅行代金はA・Dコースが大人5000円・子供4140円、B・Cコースが大人1万円・子供8680円(サロンシートを3人で利用する場合はA・Dコースが1700円、B・Cコースが3400円加算)。申込みは3月10日10時から近鉄のウェブサイト「おすすめのツアー」で受け付ける。

3~4人用のサロンシートを備える2号車のインテリア。3~4人用のサロンシートを備える2号車のインテリア。

一方、撮影会は4月17日に西大寺検車区宮津車庫(京都府京田辺市)で、10時~(Aコース)、11時20分~(Bコース)、12時30分~(Cコース)、13時50分~(Dコース)、15時10分~(Eコース)に分けて実施。参加費用は各コース大人1万9200円・子供1万5000円(発駅からの往復運賃を含む)。申込みは3月10日13時から近鉄のウェブサイト「おすすめのツアー」で受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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