フェラーリ(Ferrari)は2月2日、2021年の通期(1~12月)決算を発表した。純利益は37%増と回復している。
同社の発表によると、2021年通期(1~12月)の売上高は、42億7100万ユーロ(約5620億円)。前年実績の34億6000万ユーロに対して、23.4%増と2年ぶりに増加した。
2021年通期の純利益は、8億3300万ユーロ(約1095億円)。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響を受けて落ち込んだ前年の6億0900万ユーロに対して、今期は37%の増益と回復を果たした。
売上高の42億7100万ユーロのうち、本業の自動車および補修パーツの売上高は、35億7300万ユーロ。前年比は26%増と伸びた。ブランドライセンス事業の売上高は、4億3100万ユーロ。前年比は10%増だった。
フェラーリのベネデット・ビーニャCEOは、「記録的な2021年の業績は、フェラーリのビジネスモデルの強さをあらためて示すもの」と述べている。