BMWの新型EV『i4』、カスタマイズの選択肢が拡大…3月から欧州で

「BMWインディビジュアル」の特別な内外装が選択可能に

前面空気抵抗を示すCd値は0.24

「BMWカーブドディスプレイ」搭載

新世代の「BMW iDrive」採用

BMW i4 M50
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BMWは3月から、欧州向けの『i4』(BMW i4)に新オプションを設定する。BMWが1月26日に発表した。BMW i4はフルEVの4ドアグランクーペだ。

◆「BMWインディビジュアル」の特別な内外装が選択可能に

新オプションのひとつが、「BMWインディビジュアル」の特別塗装仕上げ。ブリリアントホワイトメタリックとフローズンダークグレーメタリックが、ボディカラーの選択肢に加わる。さらに、BMWインディビジュアルのBMW M専用色のフローズンピュアグレーメタリックとフローズンポルティマオブルーメタリックが、「Mスポーツ」を選んだ場合に選択できるようになる。

また、トップグレードの「i4 M50」専用だったMカーボンエクステリアパッケージが、Mスポーツで利用できるようになる。これには、フロントバンパーのエアカーテンサラウンド、ドアミラーカバー、リアスポイラー、ディフューザーインサートトリムが、軽量なカーボンファイバー強化プラスチックで仕上げられる。

インテリアには新オプションとして、ブラック、アイボリーホワイト、タルトゥフォ、フィヨルドブルー/ブラック、フィオナレッド/ブラックのBMWインディビジュアルのメリノレザー内装が用意された。さらなる高級感を求める顧客には、BMWインディビジュアルのフルレザーメリノインテリアが選択できる。この場合、インストルメントパネルもレザーで仕上げられる。

BMW i4 M50BMW i4 M50

◆前面空気抵抗を示すCd値は0.24

i4には、電気モーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションを一体設計したユニットと、最新のバッテリーセルテクノロジーを備えた第5世代の 「BMW eDrive」テクノロジーを搭載する。

プレミアムミッドサイズセグメントにおける持続可能なスポーツ性、快適性、日常使いやすさを追求した。4ドアのグランクーペは、伸びやかなクーペプロポーション、流れるようなルーフライン、フレームレスウィンドウ、大型テールゲートを備えた、エレガントでスポーティなデザインが特徴という。前面空気抵抗を示すCd値は 0.24とした。

i4には、ロングホイールベースとワイドトレッド、重量を最小限に抑えながら、剛性の高いボディ構造を導入した。専用のアルミ製シアーパネルも採用した。フロントアクスルのサブフレームは、高電圧バッテリーのケーシングに固定されている。BMW i4 用に専用設計されたスリムな高電圧バッテリーは、車両フロアの低い位置に配置され、セルの高さは110mmに抑えられた。これにより、BMW 『3シリーズセダン』よりも最大53mm低い車両重心を実現する。

BMW i4 M50BMW i4 M50

◆「BMWカーブドディスプレイ」搭載

i4には、8世代目となる「BMW iDrive」が採用される。最大の特徴は、インフォメーションディスプレイとコントロールディスプレイをグループ化した「BMWカーブドディスプレイ」だ。この湾曲したスクリーンは、BMWのドライバー重視のコックピットデザインの未来的な解釈になるという。

BMWカーブドディスプレイは、最新の人間工学に基づいた設計。ドライバーに向かって角度がつけられているため、直感的なタッチコントロールがさらに簡単になった、と自負する。BMWカーブドディスプレイは、12.3インチの情報ディスプレイと14.9インチの合計27.2インチのコントロールディスプレイが、1つのユニットに収められている。

走行中は、運転状況に関連する情報のみがドライバーに提示される。ドライバーが可能な限り、迅速かつ簡単に情報を確認できる場所に、情報を表示する。BMWカーブドディスプレイには、音声コントロールとタッチ機能を採用する。これにより、ボタンとスイッチの数が、従来型のほぼ半分に減った。頻繁に使用する基本機能のコントロールメニューは、見やすい場所に表示される。センターコンソールとインストルメントパネルのコントロールパネルは、ミニマリストなデザインを追求した。iDriveコントローラーは、センターコンソールに配置される。

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◆新世代の「BMW iDrive」採用

新世代のBMW iDriveは、力強く目を引くグラフィック、モダンな色、未来的な質感とフォルム、明るい光、反射の相互作用を考慮してデザインされたという。同時に、ユーザーインターフェースは、常に適切な情報をシンプルでわかりやすい方法で表示するように最適化されている。すべてのディスプレイは、200ppiという高いグラフィック解像度を備えている。

ドライバー正面のデジタルメータークラスターは、ステアリングホイールのスイッチで機能を選択する。2軸のオペレーティングシステムにより、ロータリーキーを使用した垂直リストナビゲーション、水平方向に傾けることによるメニューの切り替えを可能にしている。

ドライバーは親指を使った数回の操作で、個人の好みや走行状況に応じた3種類のレイアウトや、さまざまなウィジェットを切り替えることができる。「ドライブレイアウト」ではディスプレイ中央に、カスタマイズ可能な情報を表示する。一方、「フォーカスレイアウト」は、ダイナミックな走行シーン向けに設計されている。対照的に、「ギャラリーレイアウト」は、走行情報に関するビューを最小化して、ウィジェットコンテンツ向けに可能な限り多くのスペースを割いた。例えば、現在アクセス中のメディアソース、地図表示、先進運転支援システム(ADAS)の状態などに関する情報が、詳細に表示される、としている。

《森脇稔》

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