中国の電気自動車大手のBYDの日本法人ビーワイディージャパン(BYDジャパン)は1月24日に、大阪市内に日本全国で4カ所目となる事業所を開設する。BYDジャパンは、 新たに大阪事業所を設けることで、西日本におけるサービス体制を強化する。
カーボンニュートラル社会に向けた機運の高まりで、日本市場で電気自動車(EV)に対する関心が高まっていることから、ネットワークを拡充して市場攻略を本格化する。事業所は大阪府大阪市淀川区にある「PMO EX新大阪」に入居する。
BYDは、50を超える国と地域で約7万台の電気バスを納入した実績を持つなど、世界中の公共交通の電動化を推進している。BYDジャパンは2015年に中国自動車メーカーとして初めて日本に電気バスを納入して以降、計59台の電気バスを納入しており、 国内電気バスのシェアは約7割を占める。
BYDジャパンはこれまで、 横浜本社のほか、群馬県と京都府に拠点を構え、電気バスや電動フォークリフトなどのBYD製品の販売やアフターサービスを提供してきた。最近の電動化への社会的気運の高まりに伴ってBYD製品に関する問い合わせ件数が増加しており、 サービス体制を充実化が求められている。
このため、BYDジャパンは西日本でのサービス体制を強化して地域の顧客ニーズに応えるため、新たに大阪事業所を開設する。