警察庁が1月4日発表した2021年の交通事故死者数は前年比203人マイナスの2636人となり、5年連続で統計開始以来、最少を更新した。
人口10万人当たりの死者数は2.09人だった。交通事故発生件数は30万5425件、前年比1.2%減と減少した。交通事故負傷者数は36万1768人、7708人減少した。
新型コロナウイルス(SARS-coV-2)感染拡大の影響による外出制限や先進運転支援システム(ADAS)の普及で交通事故の発生や死者、負傷者の減少が続いている。
都道府県別交通事故死者数のワーストは千葉県の172人、2位が愛知県の156人、3位が北海道で152人だった。
65歳以上の高齢者死者数は前年より76人少ない1520人だったものの、高齢者構成比率は1.5ポイントアップの57.7%と過去最高だった。