Futureは、世界初となるフルカーボンボディの超軽量電動3輪バイク『FUTURE X』の先行販売を12月30日より開始する。
Futureでは「カーボンニュートラル時代の究極のモビリティ」をコンセプトに、カーボン部品の製造や高精度な金属加工工場など、Future mobility生産工場がある三重県鈴鹿市のレーシングカーサプライチェーンの力を結集し、フルカーボン電動バイクを開発した。
カーボンフレーム本体は、サスペンション、ハンドルポストのベアリングホルダー部分、バッテリー搭載のメインボディ、リアのモーターハンガー、リアフェンダーなど、ボディ全体を一体成型で製作。シートを取り外して折りたたみ可能なハンドルポストもカーボン製にすることでさらなる軽量化を図った。車両重量は18.5kg。フルカーボンボディの剛性により、超小型モビリティでも安定性と操舵性の良さを実現した。
前輪には、左右の向きを変えるステアーと車輪を倒し込むリーンを両立した新開発のマルチリーンステアサスペンションを搭載する。ロアアームのレイアウトはカーボンフレームの特性を生かして設計。ハンドル操作と上体を傾けるだけで車輪が傾斜するリーンで、軽快なコーナリングも楽しめる。
パワートレインは、電動モビリティで課題になりがちな「登坂能力」に注目し、トルクに余裕のある600Wのホイールインブラシレスモーターを採用する。最高速度は公道を走るモビリティとして、多様な道路で流れに乗りやすい45km/h。48V16Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離50kmを達成。パワフルな加速、超軽量でありながらコーナリングで剛性感を感じるカーボンボディと軽快なブレーキングで、究極まで移動効率と走る歓びを追求した。
通常価格は47万0800円。3月までに納車する30台は42万8000円の先行特別価格として販売する。