VW、グループのEV向けバッテリー事業を集約…新会社を設立へ

フォルクスワーゲン ID.5
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フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は12月13日、グループのEV向けバッテリー事業を統括する新会社を、ドイツ・ザルツギッターに設立すると発表した。

フォルクスワーゲングループは、中期経営戦略の「NEW AUTO」において、世界をリードするEVメーカーになることを目指している。この目標実現のために、同社はバッテリー関連の事業を拡大している。

フォルクスワーゲングループは、バッテリーセルの需要の高まりに対応するために、欧州に6つの大規模バッテリー工場「ギガファクトリー」を建設することを計画している。グループのEV向けバッテリー事業を統括する新会社は、これらのギガファクトリーの建設を主導していく。

ザルツギッターでのバッテリーセルの生産は、2025年に開始される予定。このギガファクトリーでは、フォルクスワーゲングループの量販セグメント向けに開発されたバッテリーセルを生産する。稼働当初の段階では、工場の年間生産能力は20ギガワット/hに設定。その後、2倍の40ギガワット/hに生産能力を増強する計画だ。

なお、ザルツギッターの拠点は、バッテリーの開発や生産を1つの屋根の下にまとめ、フォルクスワーゲングループのバッテリーセンターになる、としている。

《森脇稔》

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