フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は12月9日、次世代の電動化技術を中心に、2022~2026年の5年間で890億ユーロ(約11兆4100億円)を投資すると発表した。
フォルクスワーゲングループは2021年7月、2030年までの中期経営戦略、「NEW AUTO」を発表した。この中期経営戦略において、2021~2025年までに、将来のテクノロジーに730億ユーロを投資する計画を打ち出していた。今回の890億ユーロの投資の発表は、従来の730億ユーロに対して、約22%の上乗せとなる。
将来のテクノロジーへの投資を増額すること、フォルクスワーゲングループは競争力を強化する。電動化とデジタル化など、将来のテクノロジーへの投資額の890億ユーロは、グループ全体の総投資額の1590億ユーロの56%を占め、初めて最大の割合となる。
フォルクスワーゲングループは2025年までに、EVの分野のグローバルマーケットリーダーになることを目指している。この目標達成に向けて、欧州の工場のEV工場に切り替えを、さらに進めることを決定した。フォルクスワーゲングループは、2026年までに販売される新車の4台に1台が、EVになると予想している。
フォルクスワーゲングループ監査役会のハンス・ディーター・ペッチ会長は、「今回の投資は、モビリティの未来とグループの戦略を体系的に実施することに焦点を当てている。今回の投資の決定がフォルクスワーゲングループを将来の成功へと導く」と述べている。
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