トヨタの本社工場で純水素燃料電池システムが稼働---CO2排出量ゼロに向けて

トヨタ自動車の本社工場に納入した100kW「H2Rex」
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東芝エネルギーシステムズは11月30日、トヨタ自動車の本社工場(愛知県豊田市)向けに納入した純水素燃料電池システム「H2Rex」が運転開始したと発表した。

純水素燃料電池システムは、同工場の自家発電設備の実証サイト「水素発電パーク」内に設置した。トヨタは工場の自家発電設備からのCO2排出ゼロを目指して「水素発電パーク」内に「H2Rex」のほか、2種類の発電機を導入している。水素燃料の一部に従来捨てられていた水素を回収して使うなど、高効率な発電システムを目指して実証している。

「H2Rex」は、水素を直接用いてCO2発生ゼロで発電する。起動開始から約5分で発電することが可能。

今回納入した「H2Rex」は定格出力100kWで、本社工場内の生産設備で使用され、発電の過程で発生する熱は建屋の空調として有効活用する。「H2Rex」が工場に設置・稼働されるのは初めて。

《レスポンス編集部》

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