【スーパー耐久 第6戦】16号車ポルシェが優勝…グループ2では水素エンジン車、バイオディーゼル車が活躍

2021スーパー耐久第6戦
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2021年のスーパー耐久2021 Powered by Hankookの最終戦となる第6戦「スーパー耐久レースin岡山」の決勝レースが14日に行われた。

グループ1決勝ではNo.16ポルシェセンター岡崎911GT3Rが独走で、ST-Xクラス今季2勝目を記録。グループ2ではNo.52 埼玉トヨペットGBクラウンRSがトップチェッカーを受けた。

今回の岡山大会は全体を2つのグループに分けて、それぞれ決勝レースを実施。その中でも大排気量車が集まるグループ1では、前日の予選でポールポジションを勝ち取った16号車のポルシェ『911GT3R』がスタートからトップを死守。最初の1時間はNo.81 DAISHIN GT3 GT-Rに迫られる展開となったが、中盤以降は徐々に後続との差を広げ、残り1時間を切ると2番手に対して1分以上の差をつけた。

最後はAドライバーの永井宏明が、着実にマシンをゴールまで運び、独走でトップチェッカー。第2戦SUGOに続いて今季2勝目を飾った。2位には81号車の日産『GT-R』、3位にはNo.31 DENSO LEXUS RCF GT3が続いた。

最終戦までチャンピオン争いがもつれ込んだST-Zクラスは、最後まで各所で順位が大きく入れ替わる混戦の展開となったが、No.311 FABULOUS GRMI GRSupraGT4が優勝。クラス4位に入ったNo.3ENDLESS AMG GT4が3年連続で同クラスのシリーズチャンピオンとなった。

この他、ST-TCRクラスはNo.75 おとぎの国 CIVIC TCRが優勝。ST-1クラスは、予選後のエンジン交換で最後尾からスタートしたNo.38 mutaracing GR Supraが逆転で同クラス優勝を果たした。ST-2クラスはトヨタ『GRヤリス』同士の白熱したトップ争いとなったが、最後までトップを守ったNo.225 KTMS GR YARISが優勝を飾った。

また、同日午前に行われたグループ2決勝は、序盤から安定した走りをみせたNo.52埼玉トヨペットGBクラウンRSが、総合トップチェッカーを受け、ST-3クラス優勝を果たした。

大接戦のチャンピオン争いに注目が集まったST-4クラスは今季3勝目を果たしたNo.884 林テレンプSHADERACING 86がクラス王者に輝いた。

ST-5クラスは、今回もマツダ『ロードスター』勢が上位を展開することとなったが、最後まで着実な走りをみせた。No.456 odula TONE MOTULロードスターが優勝を飾った。

このグループ2決勝では、水素エンジンを搭載するNo.32 ORC ROOKIE Corolla H2 conceptがエントリー。序盤はST-4クラスの車両に食らいつくペースで周回。最終的にグループ2の総合19位に入るパフォーマンスを披露した。

バイオディーゼル燃料を使用し初エントリーしたNo.37 MAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIOも、トラブルなく安定した走りを披露し、見事完走を果たした。

なお、最終戦のレースウィーク中には2022年のシリーズカレンダーが発表された。鈴鹿大会を1戦増やし、合計7戦の開催となるが、クラスによっては参加しない大会を作ることで、ピットの不足など以前から表面化していた問題を解決するのが、来季の大きな狙いだ。

開幕戦は3月19・20日の鈴鹿サーキットで予定され、最終戦も同地での開催となり11月26・27日の開催となる。年々注目度を上げている富士24時間レースは6月3~5日にシリーズ第2戦として行われることとなった。

《吉田 知弘》

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